子宮頸がんをワクチンで予防!大人にも有効?

Fotolia_86512171_Subscription_Monthly_M

医療が進歩したおかげで、いくつかのがんに関してはワクチンで予防できる時代になりました。
その一つが、性感染症に関連する子宮頸がんを予防するワクチンです。
「がんを予防!」という宣伝文句に便乗してワクチン接種したものの、どうやら子供にしか有効性がないという噂も。
子宮頸がんのワクチンは果たして大人にも効果があるのでしょうか?

子宮頸がんは「ヒトパピローマウイルス(HPV)」が原因

「ヒトパピローマウイルス(HPV)」は聞きなれない名前かもしれませんが、皮膚や性器にイボを作るウイルスで、100種類ほど確認されています。性器に感染すると尖圭コンジローマという外陰部のイボや、子宮頸がんの原因となることがあります。

ヒトパピローマウイルスは、セックス中に感染することが多いため、性感染症として扱われています。性行為をしたことがある人は、50~80%という高確率で少なくとも1度は感染したことがあるメジャーなウイルスです。

健康な人であれば、自分の免疫でウイルスを消滅させてしまいますが、一部の人ではウイルスが細胞の中に感染して、異形成と呼ばれる前癌病変に進行していくことがあります。そうなる前に、なんとかワクチンで予防したいですよね。

ワクチンを打つタイミングは?「性交未経験者」は高い効果

じつはワクチンは、その性質上、感染してしまったウイルスには効果を発揮しません。そのため、性行為をする前と考えられる10~14歳が一番効果的で、次に推奨されるのが15〜26歳までです。

ワクチン効果はヒトパピローマウイルス16型と18型の感染のみ有効ですが、他の型に関しても予防効果が多少期待できるとされています。感染していないウイルスに関しては、26歳以降であっても予防できるので、性交経験者もすでに感染している人も、接種する価値はあると考えられています。

子宮頸がん検診の大切さ

子宮頸がんは、無症状のままゆっくり進行するため、検診で早めに見つけてあげることが大切です。

性交渉を行う年齢が下がるにつれて、20歳代での発症率が高くなり、子宮頸がんの検診対象も20歳に引き下げられました。

コンドームの使用など、セイフティーセックスに勝るものはありませんが、子宮頸がん検診を積極的に受けることに加えて、さらにワクチンという方法でがんから身を守るのも一つの選択肢です。

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。