LGBTであることを隠さず生きていける社会になれば…

people, gay pride, gesture and homosexual concept - human hands showing ok sign over rainbow flag stripes background

カミングアウトできない風潮

皆さんの周囲にはLGBTの方はいらっしゃいますか。
LGBTとはレズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(心とからだの性が一致しない)の頭文字を取った言葉です。いわゆる性的マイノリティ(少数派)の人々を指します。

日本では人口の約5%がLGBTであるといわれていますが、ご本人が周囲に言えないため、気づくことが困難になっています。LGBTであると、幼い頃から行動や言動の端々に見られる「性別違和」をからかわれ、やがてはいじめられ、自分を偽りたくないと正直に就職活動に挑むと差別されることもあります。

そのため、生きるために異性愛者を振る舞い、「ふつうに」結婚し生活しつつ、LGBTのセックスフレンドを作るケースもあるようです。

パートナーがLGBTだったら…

知らない方が幸せなことは世の中にたくさんありますが、周囲の生命に関わることは別の話です。LGBTのHIV、AIDS保有率は非常に高く、ご自身やお子さんも感染している可能性は大いにあります。その危険を承知で結婚したのであれば、裏切られた気分にもなりますし、感染症の社会防衛にも反します。そうせざるを得ないほど、世間の風当たりは厳しいということです。

カミングアウトされ、パートナーがLGBTであるという事実はすぐには受け止められないにしても、性病の検査は家族揃って直ちに受けるべきです。世間体を気にして迷っているうちにご自身やお子さんが発症しては後悔先に立たずの状況を招くだけです。

性感染症によってはキスや飲み物の回し飲みで感染することもありますので、拡大を防ぐためにも迅速な行動を取る社会的義務があります。

LGBTを受け入れることが性病予防につながる

LGBTであることを隠さずとも堂々と胸を張って生きていける社会になれば、このような不幸のいくつかは減らせるのではないでしょうか。

好意を持った男性がLGBTかどうかその都度確認するのは日本ではむずかしいことです。欧米の方のようにご本人がサラッと「ゲイなんだ」と言えるような土壌がまだまだ出来ていないのが現実です。どうしても確認したい場合は、LGBTの話題を自然にするなど、お相手がカミングアウトしやすい雰囲気をつくるのが精一杯であろうかと思われます。

【参照サイト】
NPO法人 LGBTの家族と友人をつなぐ会

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。