東京で急増!今、梅毒が危ない!安全なセックスを

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特に東京で増加中…梅毒患者はどれくらいいるのか

2014年に保健所に報告された梅毒感染者の人数は、全国で1,683人でした。特に東京では報告者数が急増しており、約30%は東京で報告されています。東京で報告された梅毒報告者のうち、男性は420人女性は87人と男性が多く、同性間だけでなく異性間での感染も増加傾向にあります。また報告者の多くは20~40代で、女性は特に20~30代で増加が著しくみられます。

このくらいの人数ならそう簡単に感染者とセックスすることはないと考えていませんか? 梅毒の感染者は2010年以降、増加傾向にあります。また、症状が現れても薬を飲むことで治癒するため、皮膚病だと思って病院で治療が実は梅毒で保健所には報告されていないというケースもあり、実際には2倍や3倍以上も患者がいるのでは?とも言われています。

梅毒はどんな病気?正しい情報でリスクを知ろう!

梅毒は、セックス(フェラチオやアナルセックスも含む)により梅毒トレポネーマに感染することで起こり、第1期から第4期までの進行段階をたどります。

第1期:感染後3週間前後に、感染した部分に痛みのない硬いしこりができ、しこりは崩れて傷のようになります。治療を行わなくても数週間で症状は治まります。

第2期:症状消失後4から10週間後に、全身に皮膚や粘膜、特に手足に特徴的な赤い湿疹(バラ疹)や痛みのないしこり、脱毛などの症状が現れます。発熱や体のだるさが伴うこともあります。治療を行わなくても数週間から数ヶ月で症状が治まります。

第3期:症状はほとんど現れませんが、全身に硬いコブのようなしこりができる事もあります。

第4期:数年経過すると、ゴムのような腫瘍が皮膚や筋肉、骨などに現れたり、心臓をはじめ血管や脳、脊髄など複数の臓器に病気が現れます。激しい痛みを伴い、麻痺が起こることや命を落とす危険もあります。

梅毒がHIV感染率を急上昇させるキケン

梅毒はHIVと同時に感染している事が多い性感染症です。それはどちらも感染経路が同じであることや、梅毒の感染で粘膜や皮膚に炎症や傷ができること、免疫力の低下などでHIV感染のリスクを高めてしまうためです。

また同時に感染すると梅毒・HIVのどちらとも病気の進行を加速させてしまう危険もあります。

予防のために…セーファーセックスのススメ

梅毒は一度感染して治っても、おたふく風邪のように2度とならないわけではなく、感染の機会があれば何度も感染します。梅毒は第1期と2期では特に感染の確率が高いため、相手の生殖器や身体を確認し症状が出ていないか確認することも大切です。

口の中に症状が出ている場合、キスだけでも感染してしまう可能性もあるため注意しましょう。100%予防できるというわけではありませんが、感染しないためにはセックスの際にコンドームを正しく使用することがとても重要です。

【参照サイト】国立感染症研究所(東京都における梅毒の発生状況(2007~2013年))国立感染症研究所(感染症週報)厚生労働省(性感染症報告数)

「この記事について」特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。