風俗店での怪しい話「石けんで洗って痛みがあれば性病」の真偽を考えてみた

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昔から、怪しい噂話として言い伝えられているのが、「石けんで性器を洗って痛ければ性病」という話です。風俗店では、未だにこの話を信じている経営者やセックスワーカーの人たちがいます。今回は、この話について検証したいと思います。

クラミジアや淋病などの性病は「無症状」が多い

粘膜が病原体により障害されていれば、石けんでこすると障害された粘膜に痛みを生じます。石けん神話はそこから生まれたものだと考えられています。

しかし、クラミジアや淋菌、梅毒は感染者が多いものの、クラミジアでは約6割が無症状あるいは少しおりものに変化があるだけで感染に気づかないことが少なくありません。また梅毒は、発症までに数カ月かかるため、潜伏期間には石けんの効果は発揮されません。

さらに、男性の場合、クラミジアや淋菌は尿道に感染することが多いため、石けんでペニスを洗っても、特に変化はありません。このように、もっとも感染者が多い病気では、石けんの効果が発揮できないのです。石けん神話は全くのデタラメと言えます。

石けんは性病の予防になる?

以上のことから、石けんでは性感染症の判断はできないことがお分かりいただけたと思いますが、では、石けんは性感染症の予防になるでしょうか?

実は、答えは、「ほとんどならない」です。石けんで性器周囲を清潔にすることはエチケットとして大切ですが、性感染症の予防としては効果がありません。なぜなら、問題は精液や尿道や膣といった体内にあるからです。HIVやB型・C型肝炎ウイルスは精液・血液に含まれます。また、クラミジアや淋菌も男性の尿道や女性の膣に感染します。これらの唯一の予防は、コンドームとなります。

石けんで洗って性病だとわかったり、性病の予防ができたら、ここまで感染者が蔓延するはずはありませんよね。石けん神話は全くのでたらめですので、特にセックスワーカーの方は、コンドームを使った安全なセックスと、定期的な性感染症検査を受けるように心がけてください。

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「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
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