長引く風邪…医者から「HIVと肝炎の検査をしませんか?」と言われビックリ

Golden Retriever Dog cold convalescing in bed

なかなか首のリンパの腫れと熱が引かない…。そんな時に、医者から「HIVと肝炎の検査をしませんか?」と言われてびっくりした人がいるかもしれません。その意図は一体なんでしょうか?

子供でも行われる感染症検査

首都圏や大都市では、性感染症の患者さんが増加しているため、薬でも改善しない風邪に似た症状のケースでは、積極的にHIVやB型・C型肝炎の検査を行うようになりました。

例えば、発熱を伴う咽頭炎(のどの炎症)でも、HIVが原因の場合、咽頭が真っ赤になり、白斑(白いポツポツ)ができるくらい重症化する場合があります。

病歴から、性感染症が疑わしい場合や、約2週間以上経過しても改善しない風邪に似た症状がある場は積極的に性感染症の検査を行うことが推奨されています。なぜなら、HIVや肝炎は早期治療によって改善が期待できるからです。

特に、HIVはほっておくと確実に進行して死に至る病気なので、早期発見・早期治療が非常に重要です。患者さんが子供の場合でも、難治性(治療に反応しない)の風邪症状では、HIVやB型・C型肝炎の検査が行われることがあります。B型肝炎は乾いた血からも感染するほど感染力が強いため、知らない間に感染しているリスクがあるからです。また、知らない間に感染者の血を触っている接触感染や、親からの垂直感染の可能性も否定できません。

気がつかない怖さ

HIVであれB型・C型肝炎であれ、感染してもほとんどの人が気が付きません。これまでに一度でもコンドームなしのセックスをした人は、これらの病気に感染しているリスクがあると考えてください。

早期発見するためには、感染早期に症状が強くでたために運良く医療機関で診断されるか、自分で性感染症の検査を受けるかしかありません。保健所では性感染症の検査が無料でしかも匿名で行えるため、未成年であっても一度でもセックスの経験があれば、ぜひ検査を受けましょう。

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。