免疫低下などで突如暴れ出す…やっかいなヘルペス感染とは

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ヘルペスと聞くと、口の周りになんどもできるイメージがあるかもしれません。もしくは、ヘルペスが何か知らない人もいるかもしれません。それもそのはず、ひと昔前まで、ほとんどの人が幼い頃にヘルペスウイルスに感染していましたが、最近ヘルペスにかからない人が多くなっているからです。

性器ヘルペスも口唇ヘルペスも同じヘルペス

性器ヘルペスも口唇ヘルペスも同じヘルペス属科で、単純ヘルペスウイルスの1型か2型かの違いです。非常に形状が似ていることから、性質も似ていて、1型・2型どちらもが性器と口の粘膜の両方に感染できます。

本来は、1型が口唇ヘルペス、2型が性器ヘルペスの原因でしたが、最近の研究では、2型の口唇ヘルペス、または、1型の性器ヘルペスが増加していることがわかりました。これは、オーラルセックスの普及と考えられています。1型と2型の症状の違いは特にないので安心してください。

子供のうちにヘルペスウイルスに初感染しても症状が強くでないのですが、成人の初感染では重症化することがあり、時に脳神経障害を起こすこともあります。

ヘルペスウイルスが根治できないワケ

ヘルペスウイルスは一度感染すると、近くの神経に身を潜めます。そして、ストレスがたまったり、不規則な生活をしたり、加齢や風邪などで免疫が低下した時に突如暴れ出します。

血中や皮膚表面にいるヘルペスウイルスを抗ウイルス薬でやっつけることはできますが、神経の奥深くにいるウイルスまで薬が届かず、神経に潜んだウイルスは体内で生き続けます。

最近は、アトピーなどのアレルギー体質、敏感肌の人が増加していますが、肌のバリアが弱い人がヘルペスにかかると重症化することがあります。

ヘルペスウイルスによる症状がでている時はセックスを避けるのはもちろん、症状が治まっても数週間は感染するおそれがあるため、注意が必要です。

【参照サイト】メルクマニュアル(単純ヘルペスウイルス感染症)メルクマニュアル(ヘルペスウイルス)

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