男性の約5倍感染!陰部にかゆみ「膣トリコモナス」の原因とは

わからない

「かゆみ」「おりもの」の異変!トリコモナス症を治療したはずなのに再感染したKさん

陰部にかゆみが…。

都内でボーイフレンドと同棲をしているKさんに異変が起きたのは1年前からでした。症状は性器周辺のかゆみとオリモノの量とにおい。専用ビデで膣洗浄を行い下半身を清潔にしていたKさんですが、かゆみが続いたので病院へ行ったところ、下された診断は性感染症。彼女はトリコモナスに感染していたのです。

Kさんはボーイフレンドにトリコモナスに感染したことを話しませんでした。実は彼女には同棲しているボーイフレンド以外の男性と身体の関係を持ったことがあったのです。しかも、ボーイフレンドには全く感染したと思われる形跡はなかったので、治療のことを話すことはありませんでした。けれどKさんがボーイフレンドのトリコモナス感染を疑わなかったことで、治療後に再感染することになります。結局、ボーイフレンドもトリコモナス症に感染していて、相互にうつし合うピンポン感染と呼ばれる状態になっていました。

男性には症状が出にくい、やっかいな感染症

トリコモナス感染症のやっかいなところは、多くの男性が感染しても何の症状や徴候が現れないことです。万が一、感染を示す陰茎内部の刺激や、尿道からうみが出たり痛みなどがあったとしても、通常であれば2~3週間で症状が消えてしまうのでトリコモナス感染を自覚することはほとんどありません。

一方、女性がトリコモナスに感染するとだいたい5~28日以内に症状が出ます。セックス時や排尿時の違和感や不快感のほかに、黄緑色の泡立ったオリモノが出て、陰部の刺激やかゆみもあります。また、下腹部に痛みを伴うこともあり、男性よりも顕著な症状が出ます。

一般的に女性より男性の方が多い性感染症患者。その中で男性よりもはるかに多くの女性が感染していトリコモナス症は、このように男性と女性では症状と経過が異なっている理由があるからなのです。

女性100人中、5~10人はトリコモナスに感染している!

女性が感染する膣トリコモナスは原始的な寄生生物で膣に住みつき膣炎を起こします。妊娠している女性が感染し治療を行わないでいると早期破水や早産を招いたり、分娩時には新生児へ感染する恐れがあります。

現在、日本国内では男性の1~2%に対し、女性は5~10%が感染していると言われているトリコモナス。100人の女性がいれば、5~10人がトリコモナス症に感染している、それほど感染者が多いのです。

前述したKさんのボーイフレンドも多くの男性と同じように、トリコモナス感染の症状は出ていませんでした。そのため、治療したはずのKさんは再度、トリコモナスに感染してしまったのです。トリコモナス感染症は男女ともに適切な治療を受けない限り、性交渉の相手に感染させてしまうことがあるので、必ず2人で一緒に治療することが必要だったのです。
(Kさんの体験談はフィクションです)

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【参照サイト】横浜市衛生研究/トリコモナス感染症とは

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。