「尖圭コンジローマのウイルスは良性でガンにならない」は嘘だった!

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ヒトパピローマウイルスは性経験がある女性の50%以上が感染

1999年と2015年では、約2倍に増えている性感染症の名前を知っていますか?その名は「尖圭(せんけい)コンジローマ」。尖圭は「先がとがっている」、コンジローマは「湿ったいぼ」の意味を持つ尖圭コンジローマの名前を始めて聞く人も多いことでしょう。尖圭コンジローマとは多くの種類が存在しているヒトパピローマウイルスの仲間です。

では、このヒトパピローマウイルスとは一体何なのでしょう。

実はこのウイルスは全世界に古くから存在し、現在は80種類以上が発見されています。厚生労働省の報告によると、ヒトパピローマウイルスは、性経験がある女性であれば50%以上が一生の内に一度は感染すると言われているほど私たちの身近にあるウイルスなのです。

ヒトパピローマウイルスに感染した場合、その多くは自然に排除されますが、そのままとどまってしまうとウイルスの型によっては子宮頸ガン、肛門ガン、膣ガンなどのガンや尖圭コンジローマなどを発症する原因になることがあるのです。

20~24歳の女性に感染者が多い尖圭コンジローマの謎

尖圭コンジローマにはちょっと変わった特徴があります。それは、男性の感染者は30~34歳が多いことに対し、女性では20~24歳の年齢層が一番多く、若い女性にかかりやすい感染症と言えます。

ちなみに2015年に尖圭コンジローマに感染し治療を行った人の総数は5,806人で男性は3,589人、女性は2,217人。そのうち20~24歳の感染者は、男性が394人に対して女性は628人もの人が感染しています。

もともと性感染症は風俗街を中心に感染が広がり、一部の女性から男性へと広がっていく傾向がありましたが、近年は尖圭コンジローマの感染状況からも分かる通り、一般の若い女性も全般的に性感染症患者が増えています。

ちなみに尖圭コンジローマに感染すると、数週間から2~3か月で肛門周囲や性器の周辺部にイボ状の小腫瘍が多発しますが、痛みが無いため気が付かないことも多くあります。

良性のウイルスと言われるも、まれにガンの要因になることが

多くの種類を持つヒトパピローマウイルスですが、尖圭コンジローマを引き起こすのは6型や11型などで、日本国内では1万人に約3人の割合で感染者が報告されています。その数は他の性感染症と同じように1999年からじわじわと増え続けて、近年でも減っていません。

一般的に尖圭コンジローマは良性の腫瘍で自然に治癒することが多いのですが、ウイルスの型によってはまれにガンへ移行することが分かっています。感染しても症状が出にくい尖圭コンジローマは女性にとってやっかいな感染症なのです。なぜなら子宮頚部に感染した場合、子宮頚がんの要因になることも考えられるのです。ボディケアの一つとして、陰部の定期的なチェックも大切です。

また、尖圭コンジローマに感染しても悪性腫瘍になるケースは少ないからと言って、過信してはいけません。診察を受けなかったり自分で治療を行っても完治しない場合がありますので必ず病院で診察を受けましょう。

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【参照サイト】 国立感染症研究所/尖圭コンジローマとは厚生労働省/ヒトパピローマウイルス感染症とは厚生労働省/性感染症報告数厚生労働省/尖圭コンジローマ

「この記事について」特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。