リアルな経験から分かった「過食嘔吐」のこと

過食嘔吐する女性

若い女性が陥ることの多い、摂食障害。あなたも一度は聞いたことがありませんか?

自分の見た目は醜いものと強く思い込んでしまう「醜形恐怖症」と近いところにある摂食障害は、社会生活を営み、また日常的に人と関わっているなら、いつ誰が陥ってもおかしくはないものです。

今回の記事ではよりリアルな情報をお伝えするために、摂食障害に陥るまでのメカニズムなどは省略し、私自身が過食嘔吐を体験して分かったことを解説していきます。

食いしん坊な私が陥った「過食」

摂食障害の種類には「拒食」「過食」などがありますが、食いしん坊な私が陥ったのは言わずもがな過食のほう。食べることで感じる幸福感がクセになり、空いた時間を見つけては食べ物を口に運ぶようになります。

この時点で生活に差し支えたのは、お金と時間の浪費。ほぼ毎日のようにおやつを買うのですから、積もり積もればそれなりの金額になります。また自分の意思では食べることを止められず、食べているだけの時間を過ごすのは日によって1時間……2時間以上に及ぶこともありました。

ダイエット願望から「過食嘔吐」にエスカレート

体重計に乗ることへの恐怖を感じていましたが、そのような食生活を続けていれば太っていることぐらい分かります。それを自覚すると人前に行くことが怖くなり、外出を極端に避けるようになりました。

健康的なダイエットに精を出すべきでしたが、意思の弱さからまったく続きません。身も心もデブと成り果てたことで、もとより薄弱な意志はさらに弱まっていきます。

革新的なダイエット方法を思いついたのは、そのとき。「全部吐けば太らないんじゃないか?」という発想に至った私の過食は、過食嘔吐へと進化を遂げ習慣化していきます。

過食嘔吐が引き起こした「生活へのさしさわり」とは?

「食べて吐く」を続けることで、生活には新たな差し支えが出てきました。それは顔のむくみ、そして肌荒れです。はじめは気にならない程度でしたが、食べ吐きを続けるうちだんだんと顕著になっていきます。

まぶたは魚のようにむくみ上がり、翌日の顔面は吹き出物の嵐。前述のとおり外出や人に会うことを極端に避けていましたが、さらに人に見せられる姿ではなくなってしまったのです。
しかしそれでも、過食嘔吐を止めたいと感じたことはありませんでした。むしろ「見た目が醜くならないような、うまい吐き方はないものか?」なんて考えていたほどです。

過食嘔吐はカラダを壊し、見た目を醜くするもの

過食嘔吐は、カラダにさまざまな悪影響をもたらします。

顔のむくみや肌荒れはもちろん、食べ吐きを繰り返すことで逆流性食道炎を引き起こすこともあります。この病気は食道のはたらきを低下させ、あなたのカラダをさらに太らせることになりかねません。そして胃酸の逆流によって、歯が溶けてしまうこともあります。

こちらであげたほかにも、まだまだある過食嘔吐の弊害。いっときの開放感と、のちに消耗することになる多くのもの……一体、どちらが大切なものでしょうか? 過食嘔吐は決して、女性の見た目を磨く手段ではないのです。

文:カサイユウ

 

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。