苦しんでるのはインフルエンザ?風邪?実は性病にもある症状です!

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毎年冬になると流行するインフルエンザ。発熱やさむけ、全身のだるさ、関節痛や筋肉痛などの症状がでます。一方、インフルエンザに似ている風邪は微熱、軽いさむけ、鼻水、喉の痛みや鼻水などの症状がでます。このような症状がでたら、多くの人はインフルエンザや風邪を疑うに違いありません。

実は、同じような症状でも全く違う病気になっていることがあります。それがSTD(性病)の中にある症例です。では、実際にどのような病気なのか、具体的な例を紹介しましょう。

インフルエンザで学級閉鎖、異なる2人の病状とは

千文さんと伶奈さん(いずれも仮名)は都内に通学する高校2年生。1月下旬、2人のクラスがインフルエンザによって学級閉鎖となりました。2人とも既に体調を崩して学校を休んでいたのですが、彼女たちの症状は微妙に違っていました。

千文さんの症状は発熱、喉の痛み、だるさや下痢がありました。一方、伶奈さんは病院へは行かず市販の薬を飲み10日程で回復しました。伶奈さんの症状は咳と喉の痛みがあり、彼女は病院の診察を受けたもののインフルエンザではなく、風邪と診断され処方された薬を飲んで症状が治まりました。

さて、二人の病気は本当にインフルエンザや風邪だったのでしょうか?

インフルエンザや風邪ではなかった。その後、二人がたどる道

市販の薬で咳や喉の痛みが治まった千文さんですが、その他にも身体に異変が起こりました。それは性器のかゆみでした。一時的なかゆみだと楽観していた千文さんでしたが、かゆみはなかなか治まりません。しかも一度は治まった咳や喉の痛みもぶり返し、薬を飲んでも症状は改善されませんでした。最終的に千文さんは婦人科で診察を受け、淋病と診断されました。千文さんはボーイフレンドと性的関係があり、彼女が風邪だと勘違いした症状はオーラルセックスの時に淋菌が喉に感染したことによって出たものでした。
一方、伶奈さんは普通の生活を送っていたものの、数年後に白いカビが口の中や食道、胃などに繁殖するカンジダ症の症状が現れました。彼女はHIVに感染していてエイズを発症してしまったのです。

なぜ病院へ行ってもSTD(性病)が分からなかったのか?

なぜ、伶奈さんは病院へ行ったときにHIVの感染に気が付かなかったのでしょうか?

実はHIVに感染しているかどうかは、採取した血液の中にHIVに対する抗体の有無を調べる必要があります。つまりHIVの感染の疑いがあり、専用の検査を行わない限り風邪と誤認される可能性が高いのです。

STD(性病)の中には風邪やインフルエンザに似た症状を持っているものがあり、専用の検査が必要です。また症状は出なかったり、出たとしても軽いケースもあるので、セックスの経験があれば10代からの定期的な検査は不可欠と言えます。適切な検査と正しい治療で自分自身の身体を守ることが大切なのです。
(※千文さん、伶奈さんの症例はフィクションです)

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。