不正出血からの子宮頸がん発覚。辛い闘病を乗り越えたアイドル・夏目亜季さん「若い女性こそ検査を」~その1~

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アイドル・夏目亜季さん

ライブ活動やトークショーなどを中心に、アイドル活動をしている夏目亜季さん。自然な笑顔に、はつらつとした受け答えから、「子宮頸がん」という生死にかかわる病気と闘ってきたという悲観さは感じられない。

「(自分が発言することで)子宮頸がんに対する偏見がなくなればいいなと思って」と語る亜季さん。自身の経験を踏まえ、より多くの人に病気について知ってほしいという思いから、看護学校や大学などでも、がん啓発の講師としても活動している。そんな亜季さんに、病気が発覚するまでの経緯、辛い闘病生活、そして今後の活動についてなどを聞いた。

◇   ◇   ◇

亜季さんには、元々「自己免疫性溶血性貧血」(注1)と呼ばれる難病の持病があった。

「以前から、不正出血があったんですよ。17歳から、自己免疫性溶血性貧血の薬をずっと飲んでいて。その薬の副作用でホルモンバランスが崩れて、出血が起きるのかなと思っていました」

病気に対しての意識は、同年代の中では高い方だったといえる亜季さん。しかし、不正出血に関しては、最初は楽観的に考えていたという。

「実は、そんなにあまり気にしていなくて。でも2014年の夏から量が多くなってきたので、これはちょっとおかしいのかなって思って」

しかし、若い世代の女性にとって“検査”や“婦人科に行く”というハードルは高い。

「友達もちょうど卵巣の病気になって。手術を受けるのが決まったからから、“怖いから検査を受けた方がいいよ”って言ってくれて」

友人の後押しもあり、子宮頸がんの検査を受けた亜季さん。そこで、がんが発覚します。

「自己免疫性溶血性貧血の通院の時には、子宮頸がんの検査は、まったく勧められなかったんですよ。しかも、実際に検査を受ける前に、高熱で出血があり夜間に病院を受診した時も、“膀胱炎での出血”と診断されて」

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不正出血を最初は楽観視していたという亜季さん

それまで、子宮頸がんとは無縁だと思っていた亜季さん。

「でも、自己免疫性溶血性貧血の治療に使う免疫抑制剤を使用している人は、子宮頸がんのリスクを高めるってあとでわかったんですね」

不運が重なり、亜季さんが検査を受けた時に診断された結果は、再検査が必要な「クラス3B」レベルに達していました。

「小さいクリニックで検査を受けて“一週間後に検査結果が出る”って言われていたのですが、その前日に、病院から電話がかかってきて。(検査結果を)絶対に聞きに来てほしいって言われて」

思わぬ検査結果に、驚きを隠せなかったという亜季さん。そこからも悲劇は続きます。

「“とりあえず陽性って出ました”って電話で言われて。最初は検査結果に“えっ! なんで”って思ったんですけど。検査結果を聞きに行ったら、高度異形成(注2)でクラス3Bだって、その時は言われたんです」

(その2に続く)
取材・文=如月小百合

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子宮頸がん検査キットを普通の女子大生が使ってみた!

 (注1)自己免疫性溶血性貧血:自身の赤血球に結合する自己抗体(蛋白)ができて、赤血球が異常に早く破壊されておこる貧血です。
参考URL:http://www.nanbyou.or.jp/entry/114

 (注2)高度異形成:子宮頚癌(子宮頚がん)では無いものの、正常細胞では無い変化した状態のことを「異形成」と言います。
参考URL:http://indivi.net/wombs/dysplasia.html

■夏目亜季さん
twitter:https://twitter.com/ak148usagi
公式サイト:https://pukurin1026.amebaownd.com/
ブログhttp://ameblo.jp/pukurin1026/

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
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