不正出血からの子宮頸がん発覚。辛い闘病を乗り越えたアイドル・夏目亜季さん「若い女性こそ検査を」~その2~

IMG_3613

アイドル・夏目亜季さん

「自分が発言することで子宮頸がんに対する偏見がなくなればいい」と語るアイドル・夏目亜季さんに、病気が発覚するまでの経緯、辛い闘病生活、そして今後の活動についてなどを聞いたインタビュー<その2>です。

◇   ◇   ◇

子宮頸がんの検査には、検査内容によって二段階の検査が存在する。

「がんを発見するまでには二段階あって、細胞診(注3)コルポ診(コルポスコープ=注4)を受けます。最初はみんな細胞診を受けて、異常があればコルポ診を受けてという流れになるのですけど、細胞診は“3B”っていう結果だったんですね」

最初に診断された “3B”という検査結果については、「知り合いの婦人科の先生に聞いたら“3B”だと抗がん剤の治療もしなくていいし、経過観察だけで済むし、逆に3Bって言われてほっておく人も多いみたいなんですよね」と周りの印象は「楽観的」だった。しかし、亜季さんは、より精密な検査ができる“コルポ診”を受けていく。

「実際に、検査に行ったら“3Bどころじゃない”って言われて」

亜季さんの場合は、細胞診の結果が“クラス3B”なので、通常は抗がん剤の治療もしなくてよく経過観察という診断が下されます。

「検査を受けた段階で、細胞診のクラスが5まであったのですが、5か4だったら“がんの可能性が高いので治療しなければいけない”っていう感じだったんですけど。細胞診の結果がクラス3Bなのに、コルポ診を受けたら、ステージI B1期という診断で、そんなことあるの!?って思いましたね」

子宮頚がんの診断は、一般的には細胞診の結果はクラス分類され、癌の進行度はステージで診断される(注5)

IMG_3609

子宮頸がんにかかるまでは婦人科を受診したことがなかったと語る亜季さん

「さらに検査をかさねていくと、IB1期で、がんがリンパ節まで転移していたんです」

子宮頸がんが発覚するまでの自身の経験から、亜季さんは、声を強めて“検査の重要性”を訴えています。

「だから若い子にはもし“3B”とか“高度異形成”くらいの段階と診断された場合でも、大学病院とか大きな病院でコルポ診を受けてほしい」

婦人科受診の重要性を語る亜季さんですが、実は子宮頸がんにかかるまでは、婦人科を受診したことがなかったと言います。

「若い頃は、婦人科の病気って身近に思わなくて。妊娠するまで行かないのではないかって思っていたくらい」

若かったため好奇の目で見られたという亜季さん。

「お医者さんでも、(周りの患者さんから)ジロジロ見られるという事がありました。器具を(膣内に)入れられて検査するとかも、最初は凄く怖いって思いますね」

元気にアイドル活動をしていた日々が一転、自由が利かない生活となる。

「毎日治療に通わなければならなかったので、仕事ができるような心境もでもなかったですし、抗がん剤の治療も受けていたので身体もだるいしトークライブなどの仕事はこなしてはいたのですが仕事は少し休みました」

(その3へ続く)
取材・文=如月小百合

【自分で子宮頸がん検査ができる検査キットの体験談です】
子宮頸がん検査キットを普通の女子大生が使ってみた!

(注3)細胞診:細胞診検体を顕微鏡で観察し、異常細胞(異型細胞)等を検出することにより、病変の有無や病変部の病理学的診断や臨床診断を求めるもの。
参考URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%B0%E8%83%9E%E8%A8%BA%E6%96%AD

 (注4)コルポ診:膣拡大鏡(コルポスコープ)と呼ばれる専用の器具を膣内に挿入し、子宮頚部や膣壁を拡大して、炎症や腫瘍などが出来ていないか観察します。
参考URL:http://www.sikyuugan-info.com/28.html

 (注5)クラス判定:がん細胞があるかないか、またその確実性。最高V(5)はがんの可能性が高い。
 ステージ:がんの進行度。MRIや様々な検査をしてこれからどういう治療が最適かを決める。

■夏目亜季さん
twitter:https://twitter.com/ak148usagi
公式サイト:https://pukurin1026.amebaownd.com/
ブログhttp://ameblo.jp/pukurin1026/

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。