不正出血からの子宮頸がん発覚。辛い闘病を乗り越えたアイドル・夏目亜季さん「若い女性こそ検査を」~その3~

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アイドル・夏目亜季さん

「自分が発言することで子宮頸がんに対する偏見がなくなればいい」と語るアイドル・夏目亜季さんに、病気が発覚するまでの経緯、辛い闘病生活、そして今後の活動についてなどを聞いたインタビュー<その3>です。

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辛い闘病生活。しかし、病気を前向きにとらえて、笑顔で過ごせるようになるには時間がかかったという。

「(前向きになれたのは)がんが発覚してから一か月後くらいですかね。治療に取り掛かるまでに、色々な検査あり(本格的に)休まなければならなくなってしまって。“治療する”って決意を固めた段階で、周りのみんなには公表しました」

しかし、病名を公表したことで、予想外のバッシングに遭ってしまった亜季さん。

「勝手に“死ぬんじゃないか”って予想されたり。それを見て、悲しくなったり。でも、一番辛かったのは病気に対する誤解でした。“アイドル活動をしているのにそんな病気を公表していいのか”と非難されて。性病のように言われる“子宮頸がん”のイメージの悪さの方が気になりました」

病気に対する誤解に、胸を痛めたという亜季さん。しかし、それまで身近ではなかった子宮頸がんという病気に興味を持ち、応援コメントを送ってくれるファンも増えたという。

「twitterのフォロワーからの言葉は励みになります。“一緒に戦っている感じがする”というか。”採血の結果どうだろう”ってつぶやいたら”採血の結果が良くなるように元気玉送ります”ってアニメネタを送ってくれたり(笑)」

持ち前の明るさで、抗がん剤治療や放射線治療を乗り越え、無事、子宮頸がんは寛解。しかし現在は、元々の持病である“自己免疫性溶血性貧血”が悪化し、全身性エリテマトーデス(SLE)での通院をしている。

「実は自己免疫性溶血性貧血の病気が悪化して、今年から全身性エリテマトーデス(SLE)からくる溶血性貧血と診断されて、2016年3月から5月まで入院していたんです)

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「自己免疫性溶血性貧血の病気が悪化して、3月から5月まで入院していた」と語る亜季さん

全身性エリテマトーデス(SLE)とは、膠原病として分類されている指定難病。病と闘いながらも、ライブやトークショーなどのアイドル活動を続けている。

「SLEでの入院前は、ライブなど月10本前後、仕事をしていたんですけど、今は体調と相談して、月1~2回くらいです」

SLE治療に使われる免疫抑制剤の“プレドニン”の長期大量服用による副作用で、顔がむくむ症状の“ムーンフェイス”、首の根元から肩にかけて盛り上がるように脂肪がつく“野牛肩”、10kg以上の浮腫みや倦怠感、多汗や不眠という不快症状に悩まされながらも、人前に立ち、自身の子宮頸がん体験の啓蒙や、ファンと交流できるライブ活動など、亜季さんは生きがいとも言える目標を見つけたと言います。

「病気だからって悲観的にならずに、自分らしく、生きられるようになったらいいなって思いますね。元気だったころと比べると、できないこととか多いけど、その中でも “もっと楽しく生きる方法もあるんだよ”って(アイドル活動を通して)見せられたらいいなって」

アイドルとしての活動以外にも、自身の子宮頸がんの闘病経験を通して、若い女性に検査の重要性を伝えたいと言います。

「子宮頸がんの患者会にも行ったりしたのですが、“子宮頸がん”と診断されてから、性行為ができなくなったっていう人の話を聞いて。病気に対するネガティブなイメージや、性病のように思われている誤解を解いた方がいいなあって感じました」

亜季さんのように、若い世代の女性の患者数も増えてきているという子宮頸がん。

「子宮頸がんは、検査さえすれば防ぐことができるので、勇気を出して検査を受けに行ってほしいです」

取材・文=如月小百合

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■夏目亜季さん
twitter:https://twitter.com/ak148usagi
公式サイト:https://pukurin1026.amebaownd.com/
ブログhttp://ameblo.jp/pukurin1026/

「この記事について」
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