「まさか私が(笑)」なんて、ない。HIV感染が分かりにくい理由とは?

日本でのHIV感染者数は、年々増えていると聞きます。ニュースやドキュメンタリー番組などから「すこし遠い世界のお話」として、私たちに届くこともありますよね。

しかし身近な知り合いや友達、そして自分の身に振りかかるなど、リアルな話として触れる機会は、やはり少ないもの。そこには「気軽には話しにくいデリケートな話題である」という理由がありそうですね。

加えてHIVの話をいまいちリアルに感じられない理由として、私自身が思うことはもうひとつ。それは「HIV感染は気がつきにくいモノである」ということ。

さて、今回の記事では「なぜHIVは感染したことに気がつきにくいモノなのか?」を解説していきます。

HIV感染に気づきにくい理由① 初期症状が風邪に似てるから

まずHIVの初期症状はどんなモノなのか、ご存知ですか? よく風邪やインフルエンザの症状に似ていると言われています。

HIVに感染するとあらわれる、主な症状はこちら。

  • 熱が出る
  • ノドが痛くなる
  • リンパ節が腫れる
  • 頭痛
  • 吐き気や嘔吐
  • お腹の調子が悪くなる

こうして見てみると、やはり風邪の症状によく似ていますよね。なおこの症状が出ている時点でHIVに感染しているかどうかと判断するのは、難しいものなのだそうです。「ちょっと体調悪いけど大丈夫でしょ!」と見過ごしてしまうことにも大きくうなずけますね。

HIV感染に気づきにくい理由② 症状が消えるから

感染から数週間のうちは、まるで風邪やインフルエンザのような症状が出るHIV。しかしある程度の期間が過ぎると、そのささいな症状も消えてしまいます。そして自覚症状のない状態が、数年のあいだ続くそう。この期間は「無症状期」と呼ばれ、数年をかけてすこしずつカラダの免疫力を奪っていくのです。

人間には痛みを感じる能力がありますが、それは私たちのカラダに迫っている危険を知らせる役割を持っています。もしそれがまったく感じられないとなると、感染していることにさえ気づけるはずがありませんよね。こんな事情から保健所などでは「自主的にHIV検査を受けること」が勧められています。

HIV感染に気づきにくい理由③ 感染経路がありふれているから

HIV感染経路は3つありますが、そのうち注目したいのは性行為による感染。日本のHIV感染者にもっとも多いのは、この性行為による感染と言われています。

「恋人があなたにナイショで浮気して、HIVに感染してしまった」なんて限定的なことを言うつもりはありません。ここで見てほしいのは、以前テレビで放送されていたAC(公共広告機構)のコマーシャル映像です。

カレの元彼女、元彼女の元恋人、そしてその元恋人……と実際に辿っていくのは、途方に暮れるほど難しいことですよね。しかし巡り巡って感染しているという可能性も、捨てきれないとは思いませんか?

文:カサイユウ

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参考資料:「HIV/エイズの基礎知識」公益財団法人エイズ予防財団 発行

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。