「浮気なんてありえない♡」仲良しカップルこそ知ってほしい”いきなりエイズ”って?

「エイズって昔の病気でしょ?」ちまたではこんな声も少なくありませんが、実はそれって大きな間違い。さて今回は「いきなりエイズ」のお話です。いまいち聞き慣れない言葉ですが、一体どういうモノなんでしょうか?

「いきなりエイズ」って何?

HIV感染に気がつかないまま、エイズ発症してしまうことを「いきなりエイズ」と呼びます。

HIVに感染すると、まず初期症状が出ます。初期症状はインフルエンザの症状に似ていると言われ、高熱など目立った症状が出る期間。

これが終わると、次は無症状期に入ります。無症状期は個人差によって数年から10年ほど続きますが、そのあいだHIV感染による目立った症状はほぼ出ないと言われています。しかしカラダの内側では、免疫力がじわじわと下がり続けている状態。

この無症状期を過ぎると、ついにエイズ発症となります。

「いきなりエイズ」は増えている!

そもそもHIV感染に気がつくことができなければ、エイズ発症を防ぐための対策なんて取れませんよね。そこで大切なのが、自分から検査を受けることなのです。検査を受けることは、万が一のHIV感染に気がつくための唯一の手段とも言えるでしょう。

はじめに触れたとおり、HIV感染者数とエイズ患者数は年々増えています。それと同時に「いきなりエイズ」の患者数も、もちろん増え続けているのだそう。

この30年間のうち、もっともいきなりエイズの報告数が多かったのは2013年。そう、本当につい最近のことなのです。

「いきなりエイズ」にならないために、できること3つ

「お互いに浮気なんてありえない!」という仲良しカップルでも、これまでにほかの人とのセックスを経験しているかもしれません。その可能性がある限り、油断はできませんよね。

いきなりエイズにならないために、私たちができることはいくつかあります。

①早期発見

まずHIVを他人ごとだと思わずに、検査を受けること。検査を受けるタイミングですが、あなたの心当たりや不安の残る出来事から、およそ3ヶ月後が推奨されています。これはHIV感染後すぐに検査を受けても、正しい結果が出にくいため。

検査はもちろん、それなりの時間と手間がかかることです。けれどあなたの未来がかかっていることを考えると、その大切さが実感できるのではないでしょうか?

②予防

次にできるのは、コンドームを正しく使うこと。また不安を感じるようなセックスをしないことも、予防方法のひとつですね。

③感染後の対策

HIV治療は、私たちが知らないあいだにも日々進歩しています。エイズ発症を遅らせたり、予防する治療法、そして下がった免疫力をまた上げるという治療もできるのだそう。HIVに感染しても、変わらない生活ができるということですね。

あなたのカラダは、あなたにしか守れません。知ること、そして行動することが、いきなりエイズにならないための第一歩なのです。

文:カサイユウ

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。