この前のエッチ…本当に大丈夫?~症状がないSTD感染のためにできること~

Yesterday's mistakes will be paid in the future

性感染症とは、セックスやそれに近しい行為によって感染する病気のこと。最近は「STD」や「STI」とも呼ばれるようになりました。STDは「Sexually Transmitted Diseases(性的な・伝染させる・病気)」の略。そしてSTIは「Sexually Transmitted Infections(性的な・伝染させる・感染症)」を略したもの。どちらを使っても問題ないとされています。

性感染症が危険と言われる理由のひとつに「自覚症状がほぼなく感染に気づきにくいこと」があります。妊娠に大きく影響することや、ほか性感染症にかかりやすくなるなど、あらゆるリスクがあるにもかかわらず、感染に気づけず放置してしまうケースが少なくないのです。さて、いち早く感染に気がつくにはどうすれば良いのでしょうか?

STD感染に気づくポイント ①おりものは大丈夫?

女性がSTD感染に気づくには、おりものの変化に注目するのが大切。性感染症ごとのおりものの変化を、いくつかあげてみましょう。

まず男女ともにダントツで感染数の多い、性器クラミジア感染症。おりものの量は増え、黄色くなります。またおりものが濃くなることも特徴のひとつ。次に多いと言われている淋病感染症のおりものは黄緑がかったようになり、こちらも濃くなるのだそう。また、においもきつくなることがあります。

おりものの様子がいつもと違うように感じられたら、性感染症のことを思い出してください。下着を脱いだときに確認するよう、クセをつけてみてはいかがでしょうか?

STD感染に気づくポイント ②膣まわりの状態は?

感染に気づくには、かゆみや痛みなど膣まわりの違和感にも注目するべき。

性器クラミジア感染症では、不正性器出血するケースがあるそう。尖圭コンジローマは、膣まわりや膣の中、肛門などにイボができる病気。ただし必ずイボができるわけではなく、こちらも感染に気づきにくい性感染症のひとつです。

梅毒は感染部位にできものが現れますが、およそ一ヶ月程度で消えてしまいます。さらに放置すると全身に発疹が出ますが、こちらも半年程度で消えるそう。「放っといたら治っちゃった!」なんて、喜んでいる場合ではないのです。

STD感染に気づくポイント ③体調はどう?

性感染症にかかると、生理期間でもないのに下腹部が痛い、生理痛のような痛みがある、用を足すときに尿道が痛い、セックスのときに痛みを感じる……などの症状が出ることがあります。

B型肝炎は、肝臓のはたらきに影響する性感染症。体のだるさや食欲低下、吐き気や嘔吐があるなら要注意です。また黄疸(皮膚や白目が黄色がかる・尿の色が濃くなる・体のかゆみなどの症状)を伴うこともあります。

STDにならないために大切なのは「コンドーム」と「自己管理」

病気の症状は「今どこかがおかしいよ!」と、体が発するサイン。すぐに気づいて治療にあたることができれば良いのですが、ほぼ自覚症状のない性感染症では難しいものなのかもしれません。体の異変が出たときに、素早く対処する危機感と自己管理が大切だと言えそうですね。

また放置することでほか性感染症にかかりやすくなることや、卵管炎に腹膜炎、子宮外妊娠、不妊症になる可能性が上がることも、ぜひ覚えておいてください。

性感染症を予防するには、なんといってもコンドームを使うことが大切。セーフセックスと自己管理で、心身ともに健康な女性を目指しましょう!

文:カサイユウ


【参考サイト・資料】:性感染症報告数|厚生労働省
、「性感染症(STI)ってどんな病気?」(東京都福祉保健局健康安全部 感染症対策課エイズ対策係 編集/特別区 発行)

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
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