え?うつされた?セックスが原因じゃない性病とは

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処女でもかかるカンジダは「うつされていない」可能性も大

下半身のむずむず、おりものの異常…ひょっとして彼の浮気?病気をうつされた?と感じるかもしれません。

カッテージチーズのようなおりものや強い痒みを伴うカンジダ。実は、これは処女でもかかる病気で、「恋人にうつされた」よりも、自分の身体の調子によって起こることの方が多いのです。

カンジタは、いわばカビ。体内に普段から潜んでいます。健康な時は何も起こりませんが、寝不足や体調不良等、免疫力が起きた際に、カビが繁殖して悪さをすることがあります。その結果、様々な症状が起こります。

婦人科に行くのは躊躇するかもしれませんが、非常に一般的な病気ですし、カビを減らすお薬を処方してもらえば、すぐに良くなる可能性も高いので、早めに病院に行きましょう。また、治癒した後も、免疫が低下した時に何もしていないのに再発してしまう、ということも起こる病気です。疲れやストレスを溜めない生活を心がけましょう。

誰かに「うつされた」としても、セックスが原因ではない可能性のある病気

基本的には性病として認知されているものの、実は日常の生活で感染する可能性のある病気があります。

最も代表的なものは疥癬。ビセンダニというダニが皮膚の中に入り込んで、痒みをもたらします。外陰唇等がかゆくなることがありますが、実は性的な接触がなくても、肌と肌が触れたことで感染してしまうことも多いのです。特に、病院や介護施設等で、着衣の上からでも人の身体に触れる場合は、集団で感染することもあります。

また、トリコモナスも代表的な性病のひとつでありながら、温泉施設等で感染する可能性もあります。例えば、ウイルスの含まれた体液等がたまたま性器に触れた場合等に、ウイルスが体内に入り込んでしまうことがあります。可能性としては低いことですが、全く身に覚えがないのに感染していた!というケースもなきにしもあらずなのです。

一度治癒しても時を経て再び出てくる可能性がある病気

また、「今は全く身に覚えがないんだけど・・・」という時期に、過去感染したウイルスが突然目覚めるというパターンがあります。

まずは、性器ヘルペス。ヘルペスのウイルスは、一旦身体に入り込むと、神経の中に住みつきます。感染して最初の症状では、高熱が出ることや強い痛みがあることから明確に感染に気が付きますが、症状が治まったあとも「ウイルスがいなくなった」わけではないのです。

そのため、免疫力が落ちた時などに唐突に再度症状が出てくることがあります。これは、再度感染したのではなく、身体の中にいたウイルスの活動が活発になってしまった、ということなのです。

また、尖圭コンジローマも再発の多い病気です。性器まわりにイボができるのが特徴ですが、薬やメスでその部分を焼き切っても、また出てくることがあります。

基本的には、治療しても治療してもまた出てくる・・・ということが多く、一旦症状が落ち着けば、数年経過して突然出てくるということは少ないですが、可能性としてはあり得ます。

症状が出てきたらパートナーをつい疑ってしまいますが、ひょっとすると自分の体調や生活、過去に保有していたウイルスが関係している可能性もあるんですね。

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。