今の時代もある_毛じらみの感染源と原因とは

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毛じらみ症は現代も流行中!

毛じらみ症って聞いたことがありますか?
名前の通り、人間の頭髪・陰毛に寄生するシラミという虫が原因で起こるかゆみの症状のことです。特に、陰毛部分に寄生することが多く、吸血性で噛まれると激しいかゆみに襲われます。他の性病と違い、ウイルス性ではなくシラミが感染源ですが、性行為によって他者にうつるため性感染症のひとつに数えられています。

シラミというと、日本では戦後直後に頭髪に寄生する「アタマジラミ」、衣類に寄生する「コロモジラミ」が大流行したため、性病である毛じらみ症もお風呂に入らなかったり不潔な衣類を着用していたりすると感染するという偏見があります。

しかし、現代の毛じらみは性行為が主な感染経路のため、お風呂に入って清潔にしていると思っている女性でも感染する危険があるのです。また、まれに母子感染や、タオルや布団などを介して感染することもあり家族の一人が毛じらみに感染したせいで、家庭内で感染してしまうこともあります。

毛じらみ症に感染したらどうなるの?

ウイルス性の他の性病とくらべ、体への危険性は低いですが自分のアンダーヘアーにシラミの卵を産み付けられて、そこからシラミが増えていく…想像するのも恐ろしい感染症です。具体的には、陰毛の根本に産み付けられた卵は約1周間で孵化し、脱皮を繰り返し、やがて成虫になります。その成虫同士が交尾をし、どんどん増えていくのです。毛じらみの養分は、宿主の血液です。この吸血の際に噛みつかれることにより激しいかゆみが起こります。

毛じらみ症の症状は、多くは陰毛に集中しますが肛門周辺やワキ毛、時には頭髪やヒゲ、まつげなど体毛があるところに感染します。
ひどいかゆみのため、幹部を掻きむしったりすることで皮膚が掻破性湿疹を生じたり、傷口から他の血液や体液によって感染する他の性病にかかるリスクが高まります。

毛じらみ症に予防法はないってホント?

他の性病の多くがコンドームを使用することで予防できますが、陰毛が接触することでうつる毛じらみ症には効果がありません。
毛じらみ症に感染した人とのセックスを避けることが第一ですが、それはあまりにわかりにくく予防のひとつとは言えません。
自分でできる予防法としては毛じらみの住処となるアンダーヘアをすべて処理してしまうくらいしか方法がないのです。

毛じらみ症に一番効果がある治療法は剃毛!できない場合は

もし、毛じらみ症に感染してしまったら最も有効な方法は感染部位の剃毛です。寄生先をなくしてしまうことで、シラミを駆除できます。しかし、感染部位が広範囲に及び頭髪やまゆげ、まつげなどまで寄生している場合に全部剃ってしまうことはできません。そのため、殆どの場合は、薬物治療で対応します。毛じらみの寄生場所を殺虫効果のあるパウダーやシャンプーで洗い落とすことで、毛じらみを一掃します。

再感染予防のためには、使用していた衣類や寝具、タオルなどに毛じらみの成虫や卵が寄生している場合があるため、熱処理やドライクリーニングをするようにしましょう。

毛じらみの卵は暫くの間、体毛に付着したまま残存します。この卵がなくなるまでは、他者に感染する危険があるため完治するまでセックスを控えるのがマナーです。感染時には、パートナーも感染している可能性が高いので、二人で一緒に治療をうけるようにしましょう。

毛じらみ症まとめ

毛じらみ症はセックス時に、感染者と陰毛が接触することで感染する性感染症です。
きちんと治療しないと、毛じらみが繁殖し続ける厄介な性病です。
掻きむしった傷口から他の性病に感染する危険性もあるのでしっかりと治療しましょう。

【参照サイト】
宅配ドクター(毛じらみ症とは)

STD研究所(ケジラミ症)

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。