セックスが原因のがん!?子宮頸がんとは

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子宮頸がんの原因はウイルス

ワクチン接種が始まったことでも話題の子宮頸がん。
子宮頸部という子宮の入り口部分に出来るがんで、20代から40代と若い世代で発症することも特徴です。
この子宮頸がん、実はウイルスの感染によって発症する性感染症って知っていましたか?

原因となるウイルスはHPV(ヒトパピローマウイルス)と言い、100種類以上ある中でもハイリスク型HPVというグループが子宮頸がんを引き起こします。
一方、ローリスク型HPVというグループは性器にイボがたくさん出来てしまう尖圭コンジローマの原因になります。ウイルスに触れることで感染するため、ほとんどの場合が性行為によって感染すると考えられています。一度でも性行為の経験がある女性なら誰でも、感染している可能性があります。

ウイルスに感染し続けていると、がん化する恐れが

そんなこと今更言われても……ですよね。でも、感染したからといって必ず子宮頸がんになるわけではありません。

HPVに感染したとしても、多くの場合は2年以内に体から自然と消えてしまいます。その代わり、免疫ができにくいので同じウイルスに何度でも感染します。そして10%ほどの人で感染が長く続き、子宮頸部の細胞に異常をきたすようになっていきます。

子宮頸がんを発症したらどうなる? 感染してもワクチンって効く?

子宮頸がんは早期では自覚症状がありません。進行していくとようやく悪臭のあるおりものや不正出血といった症状が現れ、病気に気付くことが多いようです。がんがあまり広がっていない早期ならば、子宮を残してがんの部分だけレーザーで焼いたり、手術で切除することができ、予後も悪くはありません。がんが広がっていたり、深かったりする場合は、がんの進行度に応じて子宮を切除するか、腟や卵巣、その周辺まで切除することもあります。

子供が欲しい人は、子宮を取るなんてことになりたくないですよね!せっかくワクチンがあるんだし、それで予防できるなら楽なはず。しかし残念ながら、既に感染しているウイルスにはワクチンは効かないのです。また、現在作られているワクチンは限られた型にしか効果が認められていません。

子宮頸がんは定期的な検診で早期発見・早期治療を

早期のうちは自覚症状が無いということは、症状が出てから病院に行ったのではがんは既に進行したあと。そこで、重要になるのが子宮頸がん検診です。ブラシやヘラで子宮頸部の細胞をこすり取ってきて顕微鏡で見る、パップテストという検査を行います。ほとんど痛みもなくすぐに終わる検査です。

知らないうちに子宮ががんで蝕まれていた……なんてことにならないよう、2~3年ごとの定期的な検診が重要です。

【参照サイト】
日本産科婦人科学会 子宮頸がん

「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
あくまでも病気に関する理解や知識を深めるための参考材料としてご利用ください。