ここ5年で5倍!女性の梅毒患者が急増したワケ

赤い矢印。急上昇イメージ。

梅毒はひと昔前の感染症といわれていました。しかし、日本ではナント女性の感染者が5年間で5倍に急増しています。
この状況に対して、厚生労働省が「女子の梅毒増加中!」と題した印刷物を注意喚起目的で作成する事態に至っています。

梅毒は「2010年124名→2015年574名」と増加!

厚生労働省が作成したパンフレットは、梅毒にちなんだ可愛い梅の花をモチーフにした、若い女性が目を引きやすいデザインになっています。しかし、梅毒の性格はそんな可愛いものではありません。

梅毒感染者届出数が2010年は女性124名が2015年には574名に増加しており、女性は5年間で5倍、男性では、2010年495名が2015年には1463名と約3倍増加しています。男女どちらも年度ごとにじわじわと感染者が増加しており、パートナー同士のピンポン感染や、複数のパートナーとのセックスが、感染数が増えた原因と考えられます。

厚労省はコンドームの使用で感染率を低下させられることから、コンドームの使用による安全なセックスを勧めています。

梅毒の「3週間、3年、3ヶ月」とは?

梅毒の症状は、感染から「3週間、3年、3ヶ月」で症状が変わり、発見のポイントでもあります。梅毒は男女ともに症状はほぼ同様で、第1期〜4期に分かれます。

感染して約3週間後は第1期で、感染した部位(性器、のどなど)の皮膚や粘膜に、柔らかい軟骨のようなしこり(小豆大〜人差し指の先大)ができます。その後しこりの中心部が硬くなります。また、痛みのないリンパの腫れも認めます。

感染約3ヶ月後を第2期といい、この時期になると、梅毒の病原菌が全身に広がります。体幹にピンク色の円形のあざができて、手足にまで広がっていきます。この症状は感染してから3ヶ月〜3年後まで認めて、その後無症状の期間が続きます。

感染して約3年たつと第3期梅毒と言われ、皮膚の下の皮膚組織に大きめしこりができます。結節性梅毒疹やゴム腫といわれますが、現在、日本ではここまで進行するケースは非常にまれです。

それ以降の末期である第4期には、心臓血管、神経、目などに重い障害がでますが、抗菌薬治療が普及した現在ではほとんど認めません。

妊娠した女性が感染した場合は、胎児が早産や死産になる、あるいは重篤な異常をきたすことがあるため、妊娠可能な年齢の女性に梅毒が増加していることは胎児の命に関わる重大な問題となっています。

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「この記事について」
特定の治療方法や医学的な考え方・評価をすすめるものではありません。
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